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活動内容

フーカット県立医療センターにて中間合同調整委員会を開催、低体重児の発育状況を確認するための家庭訪問を行った(2023年2月20日-2月24日)

本JICAプロジェクトは2019年8月に開始し、当初は順調に活動を展開したが、2019年12月以降2年半余に及ぶ期間、Covid-19流行のため我々は訪越することが出来なかった。幸い、2022年は6-7月と9-10月にかけて2回訪越し、JICAプロジェクトを再開し、Phu Cat県の全18コミューンのうち、12コミューンのヘルスセンターを巡回し、低出生体重児の家庭を計24軒訪問出来た。

今回(2023.2/18-2/26)の訪越の目的は、以下の2点であった。

  • これまでのJICAの取り組みと今後の活動計画を確認するため、ハノイの3協力機関(ハノイ医科大学Huong先生・ベトナム国家大学ハノイ校Hai教授とKhanh研究員・ベトナムアカデミーNam先生)及びJICAハノイ事務所のメンバーも中村・Thuy両名が参加して、中間合同調整委員会をPhu Cat医療センターで開催した。その結果、母乳中ダイオキシンを3月から低出生体重児の母親から各コミューンの助産師が指導して採取すること。また、臍帯血の採取は医療センターでの出産数が2022年11月以降急激に減少しているため、今後は分娩数の多いCat Minh Communeでの採取を追加する方向で検討すること。2023年度の研修はコミューンの助産師の低出生体重児の家庭訪問のスキルアップ研修を全コミューンを巡回して引き続き実施することが話し合われた。また、本邦研修については、小児科医のHuong先生の研修希望先の成育医療研究センターでの研修と、Nam先生のグループの若手研究者の血液中ダイオキシンの研修先が内定した旨報告された。引き続き、医療センターのCong小児科医の研修実現に向けて準備を続けることで合意した。
  • 残り6コミューンのヘルスセンターをPhu Cat医療センターのスタッフと巡回し、低出生体重児の家庭を各コミューン2軒ずつ訪問した。各コミューンのヘルスセンターではコミューンの特徴(人口・職業・出産・疾病動向・生活用水等)が要領よくまとめられており、質疑も活発に行われた。その中で、ベトナム戦争中の様子や被害者(従軍した軍人とその家族)への補償についても語られた。

 

【コミューンにて体重計の贈呈】

  

 

【フーカット医療センターで中間合同調整委員会を開催した】

 

 

【コミューンでの打合せ】

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金沢大学
医薬保健学域保健学類
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