活動内容
フーカット県下の全コミューン・ヘルスセンターをオンラインで繋いで、177名の健康推進員に研修会(初級編)を実施(2021年5月10日)
フーカット県下の18のコミューン・ヘルスセンターすべてをオンラインで繋いで、177名の健康推進員が参加し、5月10日に研修会(初級編)を実施した。研修内容は、昨年実施した中級編と同じ資料を用いてフーカット県立医療センターのスタッフが講師になり、より簡潔に講義するように配慮しながら実施された。具体的には、「ダイオキシンとその健康影響」(Chi院長)、「ホルモンへの影響」(Trinh麻酔科医)、「母子保健」(Hoa産婦人科医、Binh助産師)「小児の疾患とその対策」(Cuong小児科医)が今回の研修内容だった。
講義後には、受講者から、「羊水が少ない妊婦がいる場合、どうしたらよいか?対応とその予防策は?」や「出生直後から初乳をあげた方がいいと講義で話があったが、省の病院で、出生後に医師から粉ミルクと哺乳瓶の処方箋を書いて渡された、それはどうしてでしょうか?」との質問があり、各講師が回答し、具体的な質疑ができた。
その後、各コミューン毎に研修レポートを提出してもらった。その結果では、ダイオキシンやホルモンに関しては新たな用語もあり、理解が難しかったとの感想が多くみられた。また、今後の研修内容への要望では「妊婦の健康管理」に関連する内容が多く寄せられた。これらを踏まえて、次回の研修に生かしたい。
コミューンヘルスセンターの風景

